異国の地、徳之島〜実は混血の村人〜
私には実は4分の1、異国の血が流れている。というのも、鹿児島の祖父が徳之島出身なのである。徳之島は鹿児島の沖、奄美大島の近くの小さな島である。(ごめんその徳之島を異国扱いしてるだけ)
何度か行ったことのあるその島は、膝まで海に浸かると熱帯魚が泳ぎ、ソテツなどの木々がしげる、「the☆南国」な美しい島である。
今日はその島の親戚が鹿児島本土でやっているお店で親戚で集まって呑んだ。
お酒と島料理が楽しめるお店である。
まず出てきたのは鹿児島の黒豚しゃぶしゃぶ。
かっは!うますぎか!
キンッキンに冷えたビールが冬なのにすすみますよそりゃあ!
薩摩人間はみんなお酒好き。親戚のおばさんの一人が、うちのばあちゃんに呑ませてもらったという美味しい白ワインの話をだしたときのこと。
おばさん「ばあちゃんに呑ませてもらった白ワインが美味しくて忘れられない!」
ばあちゃん「あれはシブリっていう白ワインでとってもいいワインなの(ドヤ)」
島の人たち「、、、、、、、」
私や妹「、、、、なにこの微妙な空気」
島の人「シブリって島の言葉で瓜のこと、、、」
答え合わせをすると、白ワインの名前はシャブリ。まあ、このばあちゃんのボケはわりといつものことだったが。
じいちゃん「シブリってのはアニメだがね!!!!!!」
、、、じいちゃん。それはジブリ。
さて、そんな謎の会話をしてたら出てきたのがこちら。島の名物、豚足。
豚足をじっくり塩茹でにした料理だが、コラーゲンたっぷりでぷるっぷる!
私は幼い頃からこの酒呑みくっせえ料理が大好物である。他ではなかなか味わえない珍味の1つだと思う。
島の独特のものといえばこちら。
左の蜂蜜の入れ物に入っているのは「ダイダイ」と呼ばれる柑橘類と蜂蜜のジュースだそうな。オレンジみたいなものだと説明されてサワーにして呑んでみたが、味はシークワーサーやレモンみたいに爽やか。
ちなみに、正月の鏡餅に乗せるみかんの「ダイダイ」は、「お家が代々(ダイダイ)栄えますように」って意味だそうな。
ほんまかいな。
そんなこんなやって酔っ払ってきた皆さま。
どう見ても大学の飲みサー。
学生がコールしまくってるようにしか見えない写真だが、実はこれ、踊ってる。
どっからかピーヒャラどんちゃん島の音楽かけ始めて、みんな歌いながら踊りだした。
踊る踊る。
このノリは多分東京なんぞに居てはなかなか味わえないのではなかろうか。
そう、異国である。
そんなどんちゃん騒ぎを窓から覗き込んでいた巨大なねこ。よその家の猫らしいが、毎晩エサを求めて決まった時間に窓のところに来るんだと。可愛すぎか。
異国の地、徳之島の雰囲気が少しわかってもらえただろうか。
鹿児島市内にある島料理のお店なので、行く機会がある人は私にきいてくれ。紹介しよう。(ただ、店のおばちゃんは自分も呑みながら仕事してるのでよろしく)